40代の貴公子、中村さんを攻略せよ!③~傷ついた男性への一考察~

相談所の婚活

中村さんの運転で美術館に向かいました。

私は緊張のあまり寝不足…

中村さんは知的で落ち着いた中村さんのエスコートに

ドキドキしていました。



夕食に韓国料理を食べてから、

すこしおしゃべりすることになりカフェに入りました。


意を決したように中村さん、

「ご存知かと思いますが、僕は離婚歴があります…」


20代のときに結婚した元奥さんとは勤め先の同期だったようですが、

お互いの仕事が多忙ですれ違ったこと。

そして転勤のために単身赴任せざるをなかったこと。

ますます溝が深まり、

中村さんが「一緒に暮らそう」と提案しても元奥さんが受け入れてくれなかったそうです。


「いつの間にか、家庭に僕が必要なくなっていました」


元奥さんも収入が高く実家も裕福なため、

中村さんは数万円だけをお子さんのために毎月送っているそうでした。

そして、離婚されてまだ一年だというので私は驚きました。

「次の結婚に踏み出す、ご準備には短く感じるのですが…」

と正直に言うと、



「僕は…結婚をしたくて離婚をしたんです」



とおっしゃいました。

お顔には、私に受け入れられるかという不安と、

元の家庭での傷つきが感じられました。


帰りの車で、

「…トモカさんは今まで結婚を考えたことは?」

と問われたので、

昔の彼と長く付き合っていたときの話をしました。

自分も悪いところがあったのに、それに気づけず壊れてしまった、と。


すると中村さんは黙り込み




「なんだか、ナデナデしてあげたくなりました…」





といいました。

私、完落ちです。

そして、帰ってからのラインでは



「次は海に行きたいです。

もしもナデナデできたら、僕は自分の気持ちを伝えられるのに、と思いました。」



と、来ました。

(※このエピソードをアドバイザーに後に話したら、
「相談所でそんなこと言う人聞いたことない」と言っていました。
ここまで言う人レアケースなのでしょう。)

傷ついた男性への一考察

結論:傷ついた男性はねじれ現象が発生して難易度が高い!!

「ナデナデとか言われとったやん!!」

というお声がきこえてきそうですが…



中村さんは、前の結婚で自分が男性として求められなくなってしまった

傷つきを抱えていました。


こういう男性は、傷つきのカミングアウトは早いと思います。

女性は“私に心をひらいてくれている!!”と

母性をくすぐられて

心を持っていかれがちです(我)


しかし傷つき男性のカミングアウトは、
“自分を理解してほしい”という気持ちが非常に強いからではないかと考えます。


自己開示している反面、非常に疑い深いのです

ここを私はねじれ現象と命名しているのです。




そもそも結婚相談所なので、過去の事は本当に必要なこと以外はどうでもいいはず。

これからどんな家庭を築いていきたいか、

ということのほうが重要なはずです。


傷つきをカミングアウトしてきた男性は、

「自分の傷を理解してほしい」

「自分を傷つけないでほしい」

という気持ちがいっぱいだと思うのです。


おそらく正解の対応は

「そっと優しく寄り添う」

でしょうね。


え、当たり前?そんなことないですよ。

だって私、問われるまま自分の過去の話をしてますもん。

これはNG行動でした。


傷ついた男性は、

“目の前の相手が自分を傷つけないか”をリサーチしているんです。

もちろん自分が傷つかないように、

自分に気がありそうな女性を選んで行動しています。


カミングアウトまでくると、

そのあとはリサーチされているんです。

女性のみなさん注意しましょう。



そっと優しく声をかけつつ、

相手に自ら近づこうとしないのがいい方法でしょう。

間違っても自分の傷の話を、相手につられてしちゃいけませんよ

傷つき男性が求めてるのは

自分をケアしてくれる相手であって、

実は女性のケアには苦手意識を持っているのですよ!!

(※中村さんも元奥さんをうまくケアできなくて溝ができたって
いってましたよね)

そう、一見うまくいっているように見える中村さんとの関係。

このあとは急転直下です(笑)

続くよ、またね!!

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